カザフスタンの伝統料理と文化

カザフスタンは、もともと遊牧民の文化でした。そして7世紀～12世紀にイスラム教が布教するまでは、シャーマニズム/Tengriが主な宗教でした。カザフスタンの文化には、テュルク系民族の遊牧生活スタイルが大きな影響を与えました。

古くは、畜産が生活様式の基盤だったため、カザフ人の遊牧生活の習慣のほとんどは何らかの形で家畜と密接に関係しています。家畜なしでは生きていけませんでした。誰かを呪いたい場合は、その方の家畜を呪い、病を送ったり、または祝福したい場合は、その方の家畜が繁殖するようにとしていました。及び挨拶するときに最初に相手の家畜の状況などについて尋ねてから、本人やご家族のことについて聞くのがマナーとされていました。

カザフスタンの伝統料理では、羊肉や馬肉、その他は乳製品は主に用いられます。フタコブのラクダや脂肪尾の羊や馬を放牧し、その家畜を交通手段や衣類や食事等の様々な目的で利用しました。料理の作り方や材料は、この遊牧民の生活様式から多大な影響を受けています。